10月も終わりに近づく頃、高い山は紅葉も終わり、そろそろ冬景色の始まりです。この時期は標高の低い山に秋の景色が広がり、天気のよい日、そんな山をのんびり歩くのも気持ちのよいものです。10月の終わりに、道南にある2つの山を1日で登ってきました。その日は雨の予報がすっかり晴れに変わり、絶好の登山日和となりました。まず一つ目の山は長万部町にある写万部山です。標高は498mでそんなに高くなく、あまり目立たない山ですが、木が少なく、山頂は一等三角点で展望のよさは一級品の山です。天気が良いにもかかわらず、登山口には我々だけで、静かな山登りができそうです。整備の行き届いた登山道は、のんびりゆっくり歩くにはもってこいの道です。途中、ダケカンバの林はすっかり葉を落とし、その白い木肌が、晴れ渡った青空に珊瑚のように映え、振り返ると、噴火湾の向こうに駒が岳がその特徴のある姿を現し、しばし海岸線と道南の山並みの景色を堪能します。最後の斜面を登りきると、大展望の広がる山頂です。羊蹄山からニセコ連峰、南に遊楽部岳や雄鉾岳、長万部岳など360度のパノラマは絶品でした。しばし景色を楽しんだあと、次の山へ移動のため下山です。
長万部町から約1時間、今度は今金町にある美利河丸山に登ります。登山口には奥美利河温泉があり、下山後の楽しみとなります(しっかり生ビールがあることも確認)。ここも登山者は我々だけのようで、山を独占です。ブナの林の中につけられた登山道は、落ち葉ですっかり埋まり、適度なクッションで足に優しい登りが続きます。ゆっくり歩いて1時間10分程で山頂に到着。ここも意外と展望がよく、写万部山同様の景色が広がり、皆さん大満足の様子です。昼食後、今日最後の目的地「温泉」に向けて下山です。「今日はふたつ山を登ったから、温泉も2ヶ所ね」この時期少々ぬるめの奥美利河温泉で汗を流した後、おいしいビールを飲むために(もちろんお客さんが、です)、もう一軒、クアプラザピリカ温泉をはしごして、今日の登山は無事終わりました。
どちらの山も登山道は整備され、歩きやすく登りで約1時間から1時間30分あれば十分登れる山です。是非一度登ってみてください。温泉もいいです。



